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倒錯

命を感じる
 脈打つ象徴
 骨の髄まで
 馴染む煩悩

互いの上辺を褒め称え
 卑しい本音を覗かせる
 嗚呼とても生きている
 世間と疎み合う二人が

     祭の後には
      木偶と抜作
      我に返れど
      俗とは地獄

互いに温度を分け与え
 虚しい浄化を夢に見る
 嗚呼とても生きている
 自身と睨み合う合間に

踵を返す人
 善の顔ばせ